◆CHINA ⇒ JAPAN ---------------------------------------------- 日本は中国を学び 禅の伝来文化を採り入れてまいりました。 今更ですが中国伝来品の多くに驚き 禅が日本文化に与えた 多大なる影響はどのようなものなのか ご紹介させてください。
◆漢字 日本に伝わった漢字とは、中国の歴史上 漢という時期がありました。 漢末時期に固定されて漢字と呼んでいるわけです。 発祥は中国ということです。 漢字や漢語が日本の一般民衆間に入ってきたのは明治中期以降で 教育が普及してからだそうです。
◆官楽器 弦楽器 打楽器 龍笛 琴 琵琶 太鼓 三ノ鼓 等々沢山あります。 三ノ鼓(さんつつみ)とは 日本の劇 等でよく目にする肩にのせ叩くあの太鼓です。 日本発祥だと思っておりましたが・・。 中国より伝わってきた品とは驚きました。
◆ちりめん・どんす しゅす 緞子 繻子と天正年間(16世紀後半)に中国から製法が伝わりました。 ちりめんは古くから日本にも存在したという説もありますが 同じく天正年間に当時の日本における機業の中心地 泉州(大阪府)の織物師が 明時代の人から技術を学んだというのが正しいようです。 これがいわゆる“堺ちりめん”で その技術が京都へ伝わって“西陣織”となりました。
◆段通 段通とは敷物用の織物ですが 日本へは“毛氈(もうせん)”とともに天保年間に中国から伝来しました。 堺や佐賀で盛んに製造されました。
◆チャンチャンコ 江戸時代に清国人のアメ売りが着ていた服を真似してつくったのが起源です。
◆ふとん 室町時代以降に日本でも綿がとれるようになって 今日のふとんになりました。技法は中国でプーカイと呼ばれていたのが 日本で変形して ふとん という呼び方になりました。 日本では19世紀初期 以前、庶民はゴロ寝していたのです。びっくりです。
◆のれん 禅宗が盛んとなった鎌倉初期(12世紀末)に渡来したもののようです。 中国語の ノワンリエン が のれん という呼び方に変形しました。
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